食中毒と食品検査の基礎知識

    「食」に携わるなら、ぜひ知っておきたい「食中毒」と「食品検査」の基礎知識。 「今更誰にも聞けない」そんな衛生管理者の疑問を解決するためのブログです。

    スポンサーサイト 

    上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
    新しい記事を書く事で広告が消せます。
    [ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-)

    ノロウイルス 

    発生頻度・・・レベル4 
    毒  性・・・レベル2
    感 染 力・・・レベル5 
    総  合・・・レベル3.5

     

    ■菌の特徴
    ノロウイルスにより汚染された二枚貝を食べて激しい嘔吐と下痢をしめす急性胃腸炎の集団発生が世界各地で多数報告され、注目されました。

    このウイルスによる食中毒では、ヒトからヒトへの2次感染で、多数の患者が発生しています。1997年に小型球形ウイルスやその他ウイルスが食中毒事例に加わり、2003年に小型球形ウイルスからノロウイルスに改められました。

    ノロウイルスは電子顕微鏡で観察できる非常に小さく(直径約38nm)球形をしたウイルスです。多くの遺伝子型が存在し、また、長期間にわたる免疫が獲得できないため、一度感染したからといって次に感染しないとは限らず、何度でも感染します。

     

     

    牡蠣、アサリ、シジミなどの二枚貝。また、従事者からの二次汚染による野菜・果物・調理食品や感染者の便・吐物も原因となる。

    潜伏期間

    24~48時間

    嘔吐、下痢、腹痛、発熱など。突発的に起こることが多い。通常1~2日で治癒し、後遺症が残ることもない。ただし、免疫力の低下した老人や乳幼児では長引くことがあり、死亡した例(吐いたものを喉に詰まらせることによる窒息、誤嚥性肺炎による死亡転帰)も報告されている。
    また感染しても発症しないまま終わる場合(不顕性感染)や風邪と同様の症状が現れるのみの場合もある。これらの人でもウイルスによる感染は成立しており、糞便中にはウイルス粒子が排出されている。

    ・最も大切なのは手を洗うこと。特に排便後、また調理や食事の前には石けんと 流水で十分に手を洗う。

    ・便や吐物を処理する時は使い捨て手袋、マスク、エプロンを着用し、処理後は石 けんと流水で十分に手を洗う。(ウイルスへの接触を最小限にするために重要)

    ・カキなどの二枚貝を調理するときは中心部まで十分に加熱する。 (中心温度85℃1分以上の加熱が必要)

    ・ウイルスの汚染の程度が低いと考えられる調理器具等は0.02%の次亜鉛素酸 ナトリウムまたは熱湯(85℃以上)で1分以上の消毒が有効。

    ・生のカキを扱った包丁やまな板、食器などをそのまま生野菜など生食するものに用いない。

    ※ノロウイルスに効果がある消毒薬は次亜塩素酸ナトリウム(商品名ハイター、ピュ ーラックスなど)。衣類や物品の消毒はできるが、手の消毒には適していない。

    ※ノロウイルスは、100個以下の少ない量でも感染が成立する感染力の強いウイル ス。症状のある人の便や吐物には大量のノロウイルス(便1g中に1億個以上、吐物 1g中に100万個以上)が含まれているので扱う場合には十分な注意が必要。

    [ 2009/07/22 01:30 ] 原因となる細菌類 | TB(0) | CM(0)
    コメントの投稿













    管理者にだけ表示を許可する
    ブログ内検索
    全記事表示リンク
    カテゴリー
    FC2カウンター


    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。